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のぶ子、笑いをとりまくる

のぶ子の入院生活が10日から始まった。 年末どうにかしてこけたとき右肘を骨折したから手術するためだと。 しかし、免疫内科の担当医からは手術はできないと言われたらしい。 そう母から連絡があり、家族は 「なんでやねん!」とモヤモヤしていた。 そんなとき病院から電話があって、 先生(整形の)が娘さんと話がしたいとのことで呼び出された。 どうにか都合付けられたのが先週の金曜日だったので 行ってきた。 整形外科の病棟は、 免疫内科のとはなんだか勝手が違う。 整形はケガなどで入院されてる方がいらっしゃる病棟なので 基本お元気な方がいらっしゃる。 お見舞いに来られる方も多いようだ。 そのせいか、のぶ子だけは外からの菌をもらわないようにとマスクをさせられてた。 抗がん剤治療をしていると免疫力が低下するので、 感染症に弱いらしい。 いつもマスクなんてしない人がマスクをして、 帽子をかぶってベッドに横になっていた。 それでも相変わらず元気そうに見える。 自分は定位置から動かずに人を動かすのが得意なのも変わりなく、 そして、わがままを言うのも変わりない様子だった。 先生との約束の時間は19時半以降。 早めのに行こうと、19時過ぎには病室に到着してたので、 母の様子を見たり聞いたりして、時間を過ごしていた。そのとき、 のどが渇いたというからベッドの頭のほうを少し起こしてやり、 ストローで水を飲ませる介助をし…

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のぶ子、大変(てーへん)だ!の八兵衛になる

のぶ子が大変になった。 いろんなことが大変になったが、 笑えるほど大変、大変なのだ。 大変だ=「てーへんだ」であれば、うっかり八兵衛を思い出す。 (ご存じない方は『水戸黄門 うっかり八兵衛』で検索願いたい) さて、のぶ子が正月3日に退院して、 実家が急に騒がしくなった。 年末に家の中でこけて右肘あたりを骨折?したまま帰ってきて、 痛くて仕方なかったと思う。 痛み止めをもらって飲んだらすこし落ち着いたみたいだけれど、 手が動かないのでトイレも不便になった。 手が動かないことは這って移動することも不便となり、 リビングのソファに座ることも 台所で料理することもできないということだ。 仕事始めの翌日、7日の昼頃に母から携帯に電話がかかってきた。 すぐに取れなかったから留守番電話にメッセージが入っていた。 「大変大変、電話してきて~(;゚ロ゚)」 何事か!? なんどもかけてもつながらない。 そうしている間にのぶ子からまた電話がきた。 もしもし?どうしたん? 「(モソモソ)・・・大変や、大変や」 だからどうしたの?なんかあったの? 「お母さん、手が痛くて大変やねん」 そうやな、折れてるかもしれへんから大変やなぁ。 「手が痛くて大変やねん」 そりゃ痛いわな。大変や。 「大変やねん、なんもできへんねん」 そうか、そりゃ大変や。 なんもできへんのやったら、テレビでも見と…

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のぶ子、むさぼり食う

のぶ子は食べるのが好きだ。 これはこのブログではお馴染みなこと。 娘である私も食べることは大好きだ。 のぶ子ほどはむさぼり食うことはしないけれど。 ただ、食べてしあわせを感じられるのならなによりだと思うのだ。 さて、去年の夏以降体調が大きく変化し、 およそ半年で介護の手が必要になったのぶ子だが、 やはり食べることには貪欲だ。 それも、「お菓子」に対しては目がない。 正月2日に父とふたりで病院に見舞いに行った日、 先に妹家族がシュークリームを持って見舞っていたらしく、 お腹がふくれたからとおとなしく抗がん剤の点滴しながら 私らにあれこれを持って帰れと口うるさく指示してきた。 その話を家に帰ってから妹にしたら、 母の食べ方に驚いたと言う。 「姉ちゃんが言ってたとおり、あの食べ方はなんなん!?って思ったわ」と。 11月にお風呂で溺れたので水を飲ませたとき、 そんなに慌てて飲まなくてもいいんじゃない? ってぐらい必死で飲んだのは仕方ないとして、 手が不自由だからペットボトルのお茶を飲ませたときも かぶりつくように必死で飲もうとしていた。 シュークリームも息つくまもなくかぶりついてきたのだそう。 退院した日、お雑煮の出汁を味噌味に変えたものを飲まそうとしたときも 息をもつかずむしゃぶりついてきた。 「お母さん、もう少しゆっくり食べたら。 お野菜(大根・白菜)も逃げへんから、よく噛んで飲込んでからでいいから。…

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のぶ子、暴君として君臨する

令和元年がもうすぐ終わる。 年末だというのに、まったくお正月気分にはなれない。 30日からのぶ子が抗がん剤治療のため 数日また入院するからということもある。 昨日実質的な仕事納めをしたものの、 年賀状の準備が全くできてないのと 部分的な掃除をするに終わってるせいで 「ケリ」がつかない感じがするからかもしれない。 さて、父の白内障手術のために家族を呼んでくれと言われて、 私は22日から実家に帰っていた。 相変わらずソファの上にでんと座って動かないのぶ子とは対照的に、 細やかに動き回る父が少しでも楽になるかと、 掃除に洗濯にいそしんだ。 日曜は昼から行ったので、父を買い物に連れて行くなどして、 掃除を始めたのは夕方からだった。 けれど、晩ご飯の準備をするまでは分刻みで働いた。 台所仕事は父はあまり得意ではないので、 料理やら片付けをさささっとしてくれる「手」があるのに安心してるみたいだった。 数日前、庭の土が入ったプランターを運んで以来、 母はまたうまく歩けなくなったらしく、料理をするどころではなかったのだ。 前にも増して何度もこけるようになった。 11月末のお風呂で溺れた次の日は右足の反応が悪かったが、 今回は左足がほとんど動かせずに、 たった3㎝も満たない段差さえも超えられなかったのには驚いた。 一体何がどうなったのか?? その晩、100均で買ってきた桶(プラスチック容器)にお湯を入れ、 …

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のぶ子、人をこき使う

のぶ子が退院した。 一ヶ月とちょっとの入院だった。 毎日退屈して過ごして、 かわいそうだからと毎日父がお見舞いに行ってた。 これでやっとお父さんが肩の荷が下りたね、 そう言ってた矢先、 今度は父が体調不良で寝込んでしまったのだ。 11月はじめの連休、 母の退院に合わせて介護の相談ができるように 包括センターの担当者に来ていただく手配をしていた。 お昼過ぎまで相談に乗ってもらい、 その後お昼ご飯を食べようとしてたら 父の様子がおかしいことに気づいた。 食欲がなさそうで、ボーッとしていて、 前にも急激に高血圧になったとき(もともとそうじゃなかった)と 同じような症状かもしれないと薬を飲ませたけどよくならず。 何度も嘔吐してやっと落ち着いた。 吐瀉物は私が片付けながら、 退院したばかりの母とぐったりした父だけのときじゃなくてよかったと思った。 翌日には元気にご飯を食べられるようになって一安心。 そう思ってたら、のぶ子は父をこき使い始めた。 「お父さん、リモコン取ってよぉ」 「お父さん、みかん持ってきて」 「お父さん、お茶入れて」 などなど。 自分はソファにでんと座って動こうとせず、 父を呼びつける。 まあ人使いの荒いこと。 父も病み上がりなんだからと私が手を貸したけど、 自分で動けることは自分でやるようにと主治医に言われたこと 全然覚えてないな。 「あんた、ずっとここに居ったらぁ」 と私が…

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のぶ子、頂戴をする

のぶ子の病室にある食事台の引き出しに、 みかんとぶどうと柿が詰め込まれてる。 父からの差し入れだ。 病院食だけでは足りない。 間の時間に食べるためなのだ。 お見舞いには何度も足を運んでいるが、 私は差し入れを持って行ったことはない。 向こうでお茶を買ってあげるぐらい。 なぜなら、「食べ過ぎ!」警報が主治医から出ているからだ。 もちろん、入院する前から会うたびに着々と肥えていくのぶ子に 焦りと不安を感じていたからというのもある。 後々介護することになったら、 果たしてこの重いカラダを支えられるのだろうかと心配だからだ。 介護の仕事をしている友達の話では、 上手く支えるやり方があるらしい。 ただ、私はそれを知らないし、腰痛持ちでもあるし、 私の体重の倍とまではいかないけれど、 それに近い体重を支える毎日を過ごすのは勘弁願いたいから。 せめて、10~15㎏ぐらいは減らしといてほしいのだ。 今更なことだけど。 さて、病室に行くと、のぶ子は 「おしゃべりしよう!」って言うか、 「何持ってきてくれたん?」と 右手を出してくる。 「ちょうだい」って子どもみたいに、手のひらを上に向けて 私の方に差し出す。 何も持ってきてへんよ、と言うと、実に残念そうな表情になる。 入院してからますます肌つやがよくなって、 カラダが丸くなったような気がするのは気のせいとは思えない。 入院中、退屈ですることが…

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