のぶ子、糖尿病はなかったことに

後ろ髪を引かれながら帰ってから次の日、
妹から連絡が来た。

「お母さんが○○ナミン取られたって言うねんけど、
どこ置いた?」って。

栄養ドリンクを1日2本飲もうとしたから、
私が2階に持って上がったのだ。

そして、そのまま帰ってきたからそれを探していたらしい。


こないだ母の薬を整理した。

病院から帰ってきてはや2週間というところで、
薬がたくさん残ってた。

お薬手帳用のシールをよく見ると、
朝と晩だけで良いみたいだってことが分かった。

そしてさらによぉく見ると、本来は私が整理した日の翌日に飲み終わってないといけない日程だった。

まさか!?

私が行っている間薬を飲ませたとき何かおかしいなとは思ってた。

薬袋がビニル袋に入ったままで、
中身を開けて適当に飲んでいる風だったから。

「薬飲むから封切って!」
と命じられ、いくつか薬を出してやったものの、
いろいろ薬があるから飲まなくて良いのかと聞いたら、
「いいねん、もう適当に飲んでるだけやし」
ときた。

あかん。あかん、あかん!!

がん治療入院のち退院したときも、
病院から飲み方がおかしいと言われてた。

家族が薬を管理してほしいと言われていたけど、
飲みきったのと、まだたくさん残ってるのと、
私らには触らせないというのとで、
母任せにしていた。

しかし、今回はほぼ飲んでない状態だったので、
100均で袋買ってきて、日付書いて、
飲む時間書いて、
カレンダーみたいに貼り付けてきた。

コレで飲めないのは、赤ちゃんだけってぐらいにわかりやすく。

のぶ子が残してた薬の中には、
おそらくがん治療で出された薬も混じっていた。

おいおい、1月末で治療は終わったやろ。
なんでこれがココにあるねん!?

ココロの中でツッコミを入れながら、
ひたすら夜中まで薬を整理していった私。

ついでに、父の痛み止めの薬も飲みやすいように時間ごとにケースに分けて
管理できるようにしておいた。

痛すぎで時間を空けずに飲もうとするからそれも管理できるようにと。


さて、のぶ子のことだが、
今回処方されたのは整形外科の薬。
糖尿病の薬は1つもなかった。

「糖尿病です」
と言ったのは、がん治療の担当医師。

ずっと前からかかっていた地元の医師からは
そんなことは聞いたことがなかったようだ。

去年の6月に急激な体重減少があったとやってきたのぶ子のため
市内の大きな病院に紹介状を書いてくれたときは、
「肝硬変」だと返事が来たと言ってた。

当時、その薬は飲んだのか?
ちゃんと飲みきってたのか?

糖尿病はかかりつけ医では判明しなかったのだろうか?

甘いもの好きで、1日ちょこちょこ食べ続けてる人。

一度にたくさんは食べられないみたいだけど、
こないだ見てたら、ひたすら食べ続けている。
あれで胃が休まることがあるのだろうか?

「食欲がない」
よくそんなことが言えるもんだ。

量は少ないけど、ずっと食べてるやん!
寝てるかトイレ行ってるか、食べてるか。

赤ちゃんか。赤ちゃんやな。



アカンで!!と叱っても、どこ吹く風。

トイレ行った後手も洗うことなくダイニングまでやってきて、
テーブルの上に置かれたご飯や残りのおかずや、
父のために買ってきたお菓子やらを手づかみでむしゃむしゃ食べる。

「もういらん!」
と言って、お茶を要求しては、
お茶飲んだ後にまた食べ始める。

以前からそうだったけど、止めても止まらない。

むしろ反対されたら余計に食べたくなるのだから。


今回は、○○ナミンを取り上げて、隠したから
「お父さんよりも調子が悪い」
「倒れそうや」
ってことらしかった。

妹が低血糖になったら大変やからと言うから
2階に置いてるって言ったけど、毎日2本ずつ飲まれたらどうなんだろうか。

糖尿病はかかりつけ医が診断しなかったから、
知らないという。
自分は糖尿病じゃない!と言い張る。

薬は処方されていない。
どこで出してもらったら良いのか。

今更かかりつけ医に出してくださいとは言いにくい。
ちゃんとした診断ができてないってことを白日の下にさらすことになるから。

結局、父のために買っておいたチョコレートを食べたら
元気が出たと言っていた。

もうどう対応したら良いのか分からん。
そんな気持ちになった。


火曜はPET検査があるので、今の父ひとりでは大変かと思い、
仕事を休んで(自宅待機だけれど)、サポートに行く。

30日にはショートステイの担当者の訪問と面談があるので、
それまでは私は休みをもらう。

母と父だけだと、「いらんいらん」と言うのがオチだから。
母の面倒は父が看れば良いと思っているのと、
自分は人に面倒みてもらわなくてもやっていけるからほっといてってこと。

とにかく、面談してもらって、いつでも利用できる態勢にだけはしておきたい。

そうなれば、すぐにでも母を預けて、
父だけをうちに連れて帰りたいのだ。

せめて数日、私が父だけの世話に集中できれば、
父も自分だけのことだけ考えておけば良いし、
薬の効きもずいぶんよくなるんじゃないかと思うから。

前もっていろいろ考えて心配を膨らませるのが私で、
おそらく父もそういうタイプ。

母のことが気になるから、自分の痛みは後回しでずいぶんガマンしてきたようだ。

うちに来て、
寝たきりにならないように近くの公園を散歩させたり、
ストレスなく自分の体調をみてもらえたら、
きっと楽になるだろう。

入院したくないと言ってた父が、入院を考える程痛かったようだから、
私としては、自分の家で看られるのが一番なのだ。

実家の方で入院されたら、何度も休まないといけないし、
複数回の移動で病気をもらって運んでいく可能性も大きくなる。
それだけは避けたい。

それに、今、実家にネット環境が全くないので、
パソコンを持ち帰っても仕事にならないからとっても不便なのだ。

自分ちで仕事をしながら、父のことを看て、病院に連れて行ってができたら
本当に助かるから。



のぶ子1人で3人分忙しい。そして、騒がしい。
とげとげしたエネルギーを発しててしんどい。
「わがまま」の一言では済まされないぐらいのパワーで無茶を通そうとするから。

糖尿病を忘れて甘いものを食べまくる母との戦いはすまい。




コロナウイルスの関係で、家に引きこもって仕事をする。

心の安定の中で仕事をしたい。
それは誰しもが思うことなんじゃないか。

穏やかに心豊かな毎日を。

何かのキャッチコピーみたいだけど、
そんな日々を静かに送る【時】なんじゃないかな。今はね。


ま、のぶ子が静かになったら心配で仕方ないけどね 苦笑笑






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