のぶ子、記憶の中で光る【娘編】

のぶ子が転院してから、実家には帰っていない。

用事があったのもあるけど、
自分の時間を取りたかったのも1つの理由だ。

月に2回泊まりで帰ろうと思うと、
仕事をしている身としては休まるところも作っておきたいのだ。

介護は長期化するのが分かっているから、無理はすまいと思ってる。

母にすれば、毎日2時間かけて来てくれるのが当たり前と思っているのだが、
時間だけじゃなく、交通費もばかにならないぐらいかかる。

自分家に帰れば家族の洗濯物が山積みで洗濯カゴにたまってて、それを見るたび、
長期に家を空けたらどうなるんだろうなと思うこともある。

本人たちは、お母さんがいなかったら自分たちで洗濯する、とは言うものの、
1泊ぐらいならお母さん(私)頼みなのだ。



さて、今日は母のことではなく、私のことを書こうと思う。

8月からこのブログをスタートした。
その間に(それまでも)、いろんな本を読んだり、
コーチングやスピリチュアルの無料セミナー動画を見たりした。

子どもの頃の母との関係は、スズメバチとアリのようなものだった。

穏やかにブーンと飛んでるかと思えば、
急に攻撃を仕掛けてくる。

アリさんの黒い色を見て激しくアタックしてくる感じ。

何を言っても、何をしても、聞く耳持たず。
ブーンブーンとうなり声を上げる。

そして、ぷいっとどこかに飛んでいく。


世間体を気にするタイプなので、ご近所さんにはうわべだけいい顔をしてた。
家の中では女王様で幅をきかせてたかな。

そんな人でも、母は母。

私はとても愛してほしかった。
こちらを見てほしかった。
スゴいね!って言ってほしかった。
抱きしめてほしかった。


きっとね、覚えてないだけなんだろうけどね。
まったく覚えがないのだ。

テストで98点だったら、なんで100点取れなかったと言われた。
100点取ったら、もっと勉強しなさいと言われた。

ビックリマンチョコのシールを集めてた。大事にしてた。
気づいたら捨てられてた。

ほめてほしくて、工作作ったものを見せに行っても、
チラリと見て終わり。

友達のお母さんが、【娘】ちゃんすごいね!とほめてきてくれたら
自分の手柄にしてた。笑



何を見てるの?
私なんていなくてもいいのかな?
そう思って、よく自分を悲観してた。
影で泣いてた。


小学5年生か6年生の頃の夢が未だに鮮明に思い出された。


実家の庭にある父の仕事場(プレハブみたいなの)があり、
その裏側がお隣さんとの境になってて、
家からは見えない位置にある。

その影でずっと泣いてる。
「お母さんは、私なんていらんねんな!!」
「私なんていなくなってやる!!」
泣き叫んで、自分の声で目が覚めた。

しばらく嗚咽が止まらなくて、
落ち着いてから学校に行く準備をした。

その当時なんどもその夢を見た。


夢の中、毎度
目の前は曇りの日のように薄暗くてブルーグレーのおぼろげな景色。

子どもの頃からの悲しみの場所が「そこにある」という感じ。

実際に実家に帰って洗濯物干すけど、そんな無彩色な景色ではない。
色鮮やかで辺りは「動」の世界だ。


夢に出てくる、私の悲しい記憶の中にだけ存在する、「静」の景色。
いや、存在してた。もうその景色はなくなった。
おぼろげで色のない世界が変わったのだ。


実は、先日の休みの間に、イメージの書き換えをやってみたおかげなのだ。

スピリチュアルの本とか読めばたいていやり方が書いてあるから、
それを見よう見まねでやったというのが事実だ。

いろんな本を読みあさったから、どの本のやり方とかは限定できないが、
いろんな本のイイトコドリな感じで記憶を頼りに進めてみたのだ。


過去から動けずに泣いてる子どもの私に向き合って、
気持ちをたずねてみた。

あの頃の私からは、こうしてほしかった、ああしてほしかったと出てくる出てくる。

受入れ、抱きしめ、安心させて、ありがとうって言ったら、
辺りがお日様の光でいっぱいになって明るくなった。

今も頭の中にあるイメージは明るくまばゆい光であふれてる。

泣いてた私は笑顔になって、肩の力が抜けた感じ。


そんな状態で父に電話した。

元気そうだった。最近元気そうだけど、もっと元気な感じがした。

毎日電話しないと、と自分に課してたけど、
「電話毎日しなくても大丈夫かな」
と言えた。

数日に1度電話して様子を聞けばいいんだと思えた。

今週末に実家に帰り、母のところに行く。


相変わらずや、と父が言ってる通りに相変わらずなんだろう。


ずっと心の中に影を落としてた小さな私の存在が
とっても明るくて暖かなものに変わってから初めて会うのだ。

8月からも少しずつ私の変化はあって、
母と向かい合う気持ちにも変化は確かにあった。


今度はどんな変化を感じるだろうか。

期待しすぎて、たいしたことなくてガッカリするかもしれないな。

それでもいいのだ。

120歳まで生きそうなのぶ子と向き合うためには
私も強くなっておくのがいいのだ。


連休の3日間、自分のやりたいことをすると決めて、
その通りにやってみた。

「絵手紙」なんて興味ないなんて10年前は思ってたけど、
興味あったんだってことを知った。

そして、図書館で本を借りてお手本通りに描いてみたら
すごく楽しかった。


本は出会い。私に知識だけでなく、可能性を見せてくれる。

必然的な出会いなんだと思う。


長いこと母娘の関係で苦しんできた。
苦しんでるのは娘たちだけだけど。

それを学ぶためにのぶ子の娘になったのだ。

今頃、私の人生急激に変わる予感がする。
つまってた排水溝のつまりが取れて、
むちゃくちゃ流れがよくなったホースのように。

空高く水しぶきを上げてるイメージが見える。

しあわせだね。

みんなが光の中で笑っていられたらいいね。











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