【のぶ子様】復活する

のぶ子が復活した。

ケガが治ったわけではないのだが。

がん細胞はほぼなくなった。
抗がん剤治療も終わった。

1月末に見舞いに行ったときののぶ子は
気持ちが弱々しかった。

目の前にいる人はだれですか?
って聞きたくなるぐらいしおらしく、
弱くて別人のような感じだった。

それがどうよ、
たった10日ほどでのぶ子は力を復活させた。



先週の金曜日、要介護保険の再認定調査があった。

10月の時よりもかなり介護度が上がって
とても要支援2のままとはいかない。

立ち会いに行ったら、以前と同じことを聞かれているのに、
できなくなってることが多いことに気づいた。

「今の季節はいつですか?」

10月の時は
「う~ん、いい季節ですね」
と笑いでごまかしてた。

今回は同じ質問に、
「夏」
と答えてた。

それも、「季節」って言葉が理解できなかったらしく、
私が、「春・夏・秋・冬のうちのどれかなって質問やで」と
ヒントを出しての答えだ。

「今何月ですか?」

前回は父が答えをばらしてしまったけど、
今回は机上のカレンダーを隠しつつ、
私も父もだんまりを通した。

のぶ子は元気よく、
「7月」
と答えた。


なんでやねん!笑

私はしっかり厚手のコートを着込んで
目の前に立ってるじゃあないか。


立てるか、歩けるかの質問のとき、
かなり攻撃的な受け答えをしていた。

「ひとりでなんて歩けるわけない」
「そんなん無理」

そんなに怒った言い方しなくてもいいんじゃないか。

審査員の方が恐縮してた。
「イヤなこといっぱい聞いてごめんなさい」と。

仕事なのになぁって、傍にいるこちらが恐縮してしまった。


母のが一通り終わり、私へのヒアリングで異常行動が見られるか聞かれた。

普段が怒りっぽくて、急にキレる人が、
申し訳ないと急にしおらしく謝ってくる行動が私にとってはとても異常行動。

だけど、審査の対象としてはそれは異常行動ではないらしい。


脚が悪くて徘徊もできず、ただベッドの上で過ごす1日。

口が達者なので大きな声でワルグチを言うのもどうかと思うが、
それがなくなった方がありえないことだと思う。


先日とはうって変わってた。なんだ、あの変わりようは。
まあ、母らしいといえば、母らしい。

【のぶ子様復活】ってところだ。


今週半ばには、リハビリ病院に転院する。

そこには若い男性の理学療法士さんたちがいる。
のぶ子にとっては元気の素だ。

元気付けて、日常生活を送れるようにしてもらいたい。


今、トイレに看護師さん2人がかりで対応してくださることもあると聞いて、
だいじょうぶか!?って思った。

かなり看護師さんの手を借りながら過ごしてるらしい。


紙おむつを持って行くと、以前は恥ずかしいからと隠すように言われた。
今回は、足りないから持ってこいと言われた。


薬もあ~んと口をあけて入れてもらってるのだとか。
「私は水飲むだけやねん」だと。

家に帰ったらだれも手を貸してくれないので、
のぶ子爆発する恐れがある。

爆発ぐらいならまだいいが、
認知症が進む心配をしなくちゃいけないのがツラいところ。


とにかく、立ち上がりも、パンツを上げるのも
自分でできるようになっておくれと願うばかりだ。


女王様のように何でも人にやらせてのさばってるのは以前通りだが、
まったく手も足も動かさないのは父にとって負担でしかない。

あと2ヶ月で退院する。

がんばってくれたまえと言っておこう。








109775d19367050a0424ae9a58a8f770_s.jpg













この記事へのコメント