のぶ子、置き土産する

のぶ子が骨折で入院してから3日目。

私はこの連休には実家に帰れないけど、
毎日父には電話をしている。

父は高齢だし、ひとり暮らしになってるからだ。


入院当日は夕方遅くにも連絡がつかず、
どうしてるんだろうかと思っていたら、
22時前頃電話が来た。

妹が長い時間居て入院の手配や先生との対応をしてくれて、
あまりにも遅くなったから
晩ご飯をふたりで食べに行ってたのだそうだ。
妹は20時頃に帰ったとのこと。

始発のバスに乗って行ってくれてたので、
かなりの長時間居たことになる。

9月のがん治療での入院のときも、
私と昼に入れ代わりに来てくれて
遅い時間まで解放されなかったと聞いていた。

ほんとご苦労様だ。



さて、その入院当日遅くかかってきた父の電話では、
やっとのんびり寝られるとホッとした様子だった。

毎晩3回ほどトイレで起こされて、
紙パンツでするのをイヤがるから
ポータブルトイレか洗面器で受けるかで対応していたらしい。

前までは別の部屋でそれぞれのんびり寝ていたが、
11月末のお風呂で溺れた事件以来、
1階の和室で布団を敷いて母のベッド横で寝ているのだ。

最近ののぶ子は腕のせいで歩くのもできなくなり、
おもらしをすることが多くなったらしい。

「(お母さんいないから)今日は2階でのびのび寝るわ」
ってうれしそうに話してた。


退院から1週間でそんなことになって、
脚が思うようにカラダを支えられないし、
カラダを動かさない(もともと動かない人)なので、
父への負担はかなり大きかった。

だからか、遅い時間にもかかわらず、
とても元気いっぱいのハリのある声で、
「今(のぶ子の)シーツを洗濯してるとこや」
と言ってた。

畳の上にもシミができてんねん、とも言ってた。

まあ仕方ない。今度帰ったら掃除をしなくっちゃね。



たくさんの置き土産をして、病院に行ったのぶ子。

完全看護の中で、毎日暇で暇で過ごしてるに違いない。

いつもベッドに腰掛けてじっとだれかを待ってる。

毎日昼前に父がお見舞いに行くのを待ってるのだろう。



夕方父に電話したら、
もうご飯を食べたと言ってた。
早い、早い。

そして、とっても元気そうだった。
のぶ子ががん治療で入院してたときとはうって変わって。

がん細胞がほぼ消えた。寛解だ。
再発の可能性はあるが、
年齢も年齢なのですぐにってことはないだろうってこと。

99歳で再発しても、もう天寿を全うするお年頃なのだから。


のぶ子の骨折入院は何度も経験してるので、
その対応は父にとってはお手の物なのだ。

そして、骨折は「し」に直結しないと思っているから。

リハビリをして、日常を思い出してから帰ってきてくれるならよし。

そうでないと、父にとっては負担でしかないから。

頭もカラダもスッキリ元気で帰ってきてよ、頼むよ。
そうのぶ子に言ったらどう答えるだろうか?

「あたしはしっかりしてるわよ!」

そう言いながらスタスタ歩いてくれたらいいよ、お母さん。


今週末に実家に帰るから、聞いてみよう。
どう答えるか楽しみだ。








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