のぶ子、不服申し立てる

8月から父が体調を崩し、
母ががんの治療をすることになり、
今年の後半はとても忙しい日々を過ごすことになった。

令和元年もあと2週間ほどで終わろうかとしている矢先、
父が手術を受けることになったからと
のぶ子から電話があった。

「あんた、今何してるん?」

今日(土曜日)は午前中お客さんのところに仕事に行ってたよ。
今は仕事じゃないけど、このあと用事ででかけるんだけど。

私の答えをさらりと流し、言葉を続けた。

「あんたねぇ、お父さん23日に白内障の手術するんよ。
家族みんな呼んでって先生に言われてんけど来てくれる?」
「お母さんとあんたと○○(妹)も呼んでって言われてん」
「前の日から来てくれたら、朝早くに行けるんやけど」

(家族全員て白内障手術やろ?・・・)
23日休めるかまだわからんけど、何曜日やった?

「火曜日や」

かみ合わない電話を切って、
翌日父に電話した。

23日は月曜日なので、22日の日曜から私が行って、
手術当日の送り迎えをすることを伝えるのと、
家族全員呼ばれたのは何か問題でもあるのか?ということを聞くためだ。

父が高齢なので本人以外の家族を呼ぶのは分かるけど、
家族全員て何事?って思ったから。

話しぶりを聞く限りは元気そうでなによりだった。
手術をすることになった経緯にはひっくり返りそうになったが。

そしてついでに、のぶ子がデイサービスを受けたことを聞いてみた。

楽しかったみたいだけど、と。

「いや、最近行ってないで」
「なんかおもしろくなかったらしい」

え?そうなん?

デイサービスに行ってる間、
父が気兼ねなく仕事に行けるようにと計画してたのに。

つまり、のぶ子はいつも通りに家のソファで1日座って、
テレビを見てるか、寝てるか、食べてるかの日々を送っているということだ。

医師から言われているリハビリは全くやってないのだ。


気になったので、休み明けの月曜日にケアマネージャーさんに電話した。
のぶ子がデイサービスに行ってないらしいですけどって。

ケアマネさん曰く、
歌を歌ったりはみんなと合わせて一緒にしてるみたいだったが、
もともと居てる人がいて、その人に圧倒されてる様子も感じたとのこと。

あ、それだ。

のぶ子は自分が世界の中心じゃないとイヤな人で、
大事にしてもらえてないとわかったら手のひらを返す。
すごくはっきり。
ひどいときは攻撃してくる。

デイケア受ける施設に初めて行ったのだから
周りに知らない人ばかりなのは当然。

「よろしくね♪」
と最初は可愛くぶってるかもしれないが、
相手してもらえないと不服申し立てる。

たぶん、言えなかったからがまんしてたんだろう。

自分より強い人がいたことがなかったから
意外と打たれ弱いのか。

ケアマネさんが様子伺ったら、
「(抗がん剤治療が)1月で終わるまでは落ち着かないからそれからでいい」
と答えたらしい。

父も母の意見に同調するかのように
「また来年でいいですよ」
と言ったらしい。

ほんま、お父さんは甘すぎる。
リハビリさせないと先生に叱られるのに。

父も振り回されてる。
私も振り回されてる。

11月末に帰ったときにのぶ子をお風呂から助けた時に傷めた
腰の痛みがおさまるまで10日間かかった。

私で10日間だから、父ならもっとかかっただろう。

「あいつはしゃあない」
と受けとめる父。

このブログを書きながら子どもの頃ののぶ子と向き合う私。

母に愛されたかった私。
私のやることなすことすべて否定してきたのぶ子。

すごく怒りがこみ上げてきて、
そのあとシューッと落ち着いた。

私は子どもだったから、親に愛されないと生きていけなかったけど、
今もなお「愛されない」と嘆く必要はないってこと。

最近読んだいろんな本に書かれてたこと、
「すべて自分が原因である」

愛に「不足」を感じてたからのぶ子からすべて否定されてきたってこと。
愛は「ある」と思ったら、ずいぶん楽になった。

きっと愛されてた「はず」だって。

のぶ子が不服申し立てるのは、
私が原因で、
「のぶ子は自分本位だから」
という思いがあるからからなんだろう、きっと。

「のぶ子は意外と周りのことをみてるに違いない。気を遣うのがしんどいんだ」

そう思ってみよう。今度会ったとき変わってるかな。
デイサービスにウキウキしながら参加してるかも。


「どうせあんたはなにもできへんから」

そう言われて育って自己否定の塊になってたけど、
「どうせ私は何もできないけど、それでいいんだよ。それが最高だよ」
「素晴らしい私!」
って思い始めたら変わってきた来たもの。

胸を押しつぶそうとしてくる大きな塊がだいぶちっちゃい塊になった。

自分自身に不服申し立てしないで、
自分を唯一無二の存在だとキラキラしたら、
気分いい♪

(お立ち台でポーズを取る自分を観客目線から手をキラキラさせてるところを想像してほしい)

この数ヶ月だけでも結構な変化。

2年ぐらい前から読みあさった本のおかげ。
記憶の中ののぶ子と向き合ったおかげ。

意識を向けたものが現実化する。

キラキラした自分の姿がさらに金色に光り輝くのをイメージしてたら
父も母も元気で過ごしてくれるだろうか。

そうであればいいと願う。




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