のぶ子、頂戴をする

のぶ子の病室にある食事台の引き出しに、
みかんとぶどうと柿が詰め込まれてる。

父からの差し入れだ。

病院食だけでは足りない。
間の時間に食べるためなのだ。

お見舞いには何度も足を運んでいるが、
私は差し入れを持って行ったことはない。
向こうでお茶を買ってあげるぐらい。

なぜなら、「食べ過ぎ!」警報が主治医から出ているからだ。

もちろん、入院する前から会うたびに着々と肥えていくのぶ子に
焦りと不安を感じていたからというのもある。

後々介護することになったら、
果たしてこの重いカラダを支えられるのだろうかと心配だからだ。

介護の仕事をしている友達の話では、
上手く支えるやり方があるらしい。

ただ、私はそれを知らないし、腰痛持ちでもあるし、
私の体重の倍とまではいかないけれど、
それに近い体重を支える毎日を過ごすのは勘弁願いたいから。

せめて、10~15㎏ぐらいは減らしといてほしいのだ。

今更なことだけど。


さて、病室に行くと、のぶ子は
「おしゃべりしよう!」って言うか、
「何持ってきてくれたん?」と
右手を出してくる。

「ちょうだい」って子どもみたいに、手のひらを上に向けて
私の方に差し出す。

何も持ってきてへんよ、と言うと、実に残念そうな表情になる。

入院してからますます肌つやがよくなって、
カラダが丸くなったような気がするのは気のせいとは思えない。


入院中、退屈ですることがないからと食べる。
家に帰ったら、小腹が空くからと食べる。


胃と腸を休ませる暇はあるのだろうか。

以前私は、ファスティングのセミナーに行ったことがある。

食べれば消化する。
だけど、消化のためだけに内臓が働くから、
脂肪燃焼にまで手が回らないらしい。

1日3食、その間に細かく食べる時間を入れたら、
1日食べ続けてることになる。

そして、その間、内臓は消化のために休むことなく動き続ける。

消化が終われば、脂肪を燃焼する。
でも、食べ続ければ、脂肪燃焼するに至らないのだ。

1日ファスティングをしたら、頭が痛くなるので、
私は1食断食でカラダの調子を整えることがある。

私の場合は痩せすぎ体質なので、ダイエットではない。
内臓、消化管を休ませるために行うのだ。

のぶ子は「がまん」という言葉を知らずに生きてきたんじゃないか。
そう思うことがよくある。

頂戴と手を出せば、だれかが(主に父)が食べ物を与えてくれるから。

決して自分の目より上には手を出さない。
ありがたさを感じてる手の出し方じゃないな。

そういえば、のぶ子が「ありがとう」と感謝してるところって、
子どもの頃から見たことがないな。

ありがとうの言葉は魔法の言葉、
頂戴より効果バツグンだと思うのだよ。


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1食朝食を抜くファスティングをして、
昼と夜はしっかり食べる。好きなものを食べる。



私はそれだけで、細胞がきれいになった気がする。
痩せることを求めてないけど、細胞はきれいでいたいから。

栄養素は正しくいいものを摂るのは大事。

単に好きなものばかり食べてるだけでは成人病を招く。

エイジングケアも含めて、
77歳ののぶ子のカラダを反面教師に
テレビに出る女優さんを目標にカラダ作りをしたいものだわ。









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