「かき」とは、柿と牡蠣。
どちらも大好きなのだ。
秋になると、柿がたんまり。
スーパーで買ってくるのもあり、
どちら様からかいただいてくるのもあり。
ネットで調べると、柿の種類は結構あるようだ。
富有柿はよく耳にするけど、平べったいのやら、
とんがったのやら、子どもの頃にいろいろ食べた記憶がある。
祖母の家から送られてきた干し柿。
子ども時代には何が美味しいのかと思っていたけれど、
大人になって食べると、
何が美味しいのか分からない美味しさを感じる。
白く粉を吹いてるのがカビに見えて、
子どもの頃は気持ち悪くてイヤだった。
のぶ子はカビが生えていても平気で食べさせる人だったから、
それがカビなのかそうじゃないのかが判別できなかったからだ。
そして、究極の柿の食べ方は、
熟れてじゅくじゅくになったのをすすりながら食べることらしい。
皮の一部に切れ目を入れて、
熟れた実を吸い込む。
横で見てると、あまりきれいな食べ方じゃあないなと思ってた。
そこは、真似せず育った娘たち。
いろんな食べ方があるもんだ。
さて、牡蠣といえば、生牡蠣が最も好きな食べ方のようだ。
大根おろしでアクや汚れを取って、
酢に漬けて生で食べる。
実は、この食べ方で一度私はお腹を壊したことがある。
大学生のときだったか、社会人になったばかりの頃か。
のぶ子にとっては、「賞味期限」というのはあまり意味がない。
過ぎても平気だと、家族にも食べさせる。
あのときは、生牡蠣3日目。
大丈夫、大丈夫の言葉に、私も食べた。食べたのはふたり。
母と私がお腹をこわした。
貝毒はこわい。十分注意が必要だ。
それ以来、生牡蠣を食べるときは、新鮮であることは必須で、
作った日中に食べるってことを徹底してる。私は。
牡蠣も柿も、それ以外でも、
賞味期限は守ろうさ。
そういえば、今日父が電話の向こうで笑ってた。
「今日お母さんに柿とみかんを持って行ったってんけどな。ガツガツ食べとったわ」
「あの食欲。あれ、ホンマに病気なんやろうか?」
今までも入院中、食べちゃダメと言われても、
食べ物を要求してた。
引き出しにヨーグルト隠してたぐらいだから。
今の入院は抗がん剤治療のためだからか、
何を食べてもいいらしい。
(ホンマか??)
それにしても食べ過ぎやと思うのだ。
体重は減らしなさいと言われているのに。
寝て、起きたらトイレに少し動いては、また寝て、
起きたら食べて、また寝て。
家にいるときと同じ。
柿もみかんも、牡蠣も羊羹も、
食べ過ぎ注意!とだれか札でも貼ってはくれまいか。

柿の渋み(タンニン)が臭いを吸着する効果は知られていて、
実家にも柿渋シャンプーがお風呂に置いてある。
私はまだ加齢臭はないぞ!と思いながら、
実家に帰るとそれを拝借する。
いつも使っているフローラルな香りは全くしないけど、
イヤな香りもしないし、枕に臭いは残らないようだ。

背後にたつと、たまに体臭を感じる人がいる。
それを知ってから、わたしは自身の体臭を気にするようになった。
「薬用柿渋石鹸」は全身に使えて汗の臭いも消してくれるらしい。
柿タンニンと茶カテキンのW消臭パワー&保湿・美肌成分?
保湿成分もたっぷりだから全身すべすべに!

石鹸て肌がパサパサになりがちだけど、
しっとりしながら臭いが取れるってやつだ。
マーキングしたいなら使わない方がよさそうな石鹸だな。
のぶ子は、食べ物の臭いを取った方が食欲が抑えられるかもしれないな。

この記事へのコメント