のぶ子、何が何でもしゃべりたがる

のぶ子はおしゃべりが大好きだ。

起きている限り話し続けたいらしい。

沈黙が苦手なのかもしれないが、
家族の間でも沈黙は眠りについているときだ。


さて、今日はがん細胞の検査の日。

お尻の辺りが結構ひどいらしいので、
そこのを多めに取って検査する。

12時から手術があり、1時間ぐらいかかって終了したそうだ。

私は仕事の都合もあったし、
主治医から来なくていいと言われていたのもあったので
様子は父から聞いた。


麻酔は覚めて、ベッドに仰向けに寝てる状態。
いろいろカラダにつけられていて、
酸素マスクもしている。

酸素マスクをしたまま、
なんだか分からないけど、
モゴモゴとずっとしゃべっている。

そんな報告だった。

どんなときも、どんなシチュエーションでも
のぶ子は話したがるのだな。

しゃべらずにはいられないカラダなのかもしれない。

いや、口か。

入院の日に付き添って診察回りをしたとき、
車椅子の上にでんと座ってしゃべっていたけど、
時々眠たくなるのか、力が抜けておしゃべりの声が聞こえなくなる。

私は一瞬心配になるのだが、
はっ!と気づいて、
またしゃべりだす。

(あ、生きてる生きてる。)

なんかホッとして、後ろから様子を伺う。

食べてるときと寝ているとき以外は
ずっと声が聞こえてるから、
聞こえなくなったときは心配になるのだ。

心配するようになったのは、
やはり告知を受けてから。

父がお盆の辺りに入院したときも思った。

もうそんなに年取ったんやなぁってこと。

明日は私の誕生日。1つ年を取る。

年齢を言うのはイヤだなと思うときと、
別にいいやって思うときとある。

イヤだなって思うのは、心を自由にしておきたいとき。

別にいいやって思うのは、これからの人生を真剣に考えるとき。

いつも必ずそうだってことはないけれど。


何歳であっても何かをスタートさせることはできる。

のぶ子もきっと、余命を言われても気にせず
そこからの人生をスタートさせてるんじゃないか。

おしゃべりおばあちゃんの気持ちは分からないけど、
楽しんでくれたらそれでいい。

のぶ子は今までしあわせだったに違いない。

これからもしあわせに違いないよ。


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わんちゃん用の見守りカメラ。
声を聞いたり、話しかけたりできるらしい。



しっかり見守ってくれそうだ。

病室のベッドに、のぶ子見守り用でつけたらどうなるだろう。
おしゃべりの様子が見られるだろうか。

のぶ子のことを一日中見てると飽きそうだけど、
わんちゃんたちなら、ずっと飽きずに見てられる。

今どきはスマホでなんでもできる。
時短で効率的な方法だわ。




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