のぶ子、お嬢さまの母になる

のぶ子はたまに女優になる。

といっても、自分の都合でそんな風を装っているだけなのだが。



普段はおばちゃん然として、
子どもの目からすれば口やかましそうな感じなのだ。



おしゃべり好きで声が大きく人付き合いがいいから、
よく言ってくださる大人たちもいたと思う。


今でもお付き合いが続いてるご近所さんがいるぐらいだから
コミュニケーション能力はあるのだろう。


何度も聞かされたが、
若い頃にはモテモテだったらしい。

キャディの仕事をしていたこともあり、
ゴルフに来る社長さんたちに可愛がられ、
バナナやチョコレートをもらったことがあるらしい。



私からすれば可愛いとは思えないのだけれど、
可愛いふりをしていたのか、本当に可愛かったのか今になっては分からない。

でも、ゴルフ場で虫に遭遇しても、
「キャー」と可愛く声を上げて逃げ回るなんてことはしなかっただろう。

※「のぶ子、ゴキブリと対峙する」参照




そういえば、たまに大人同士で上品なふりをしていたことがあった。

私が入学した大学が女子大で、
その上、お嬢様らしい人が多く通う学校でもあったから、
入学が決まった頃には特にその傾向があった。


大学からは私服なので、服を見に行ったときもそうだった。

「うちの子、(大学名)のお嬢様なんですよ」
とお店の人にまで言う始末。


そして、「んふふ♡」と笑う。


ど、どうしよう………(;゚ロ゚)

お店の中を歩くたび、店員さんがやってくるたびそう言う。

いや、関係ないでしょ!そんなこと。


なんかよく分からないけど、お嬢様の母になったつもりのようだった。

まさに女優になって、上品そうに、「んふふ」と笑う。


あの時は、もうやめてよ!と恥ずかしくて仕方なかったけど、
今思えばおかしくて仕方ない。




私自身はお嬢様らしく育ててもらった覚えがない。


公園を走り回り、虫も捕まえた。


内弁慶で、外では引っ込み思案だったので
ご近所さんにはおとなしいお姉ちゃんで通ってたと思うが、
私がその当時持っていた「お嬢様」のイメージとは「おしとやかな」というもの。



今では「お嬢様」みんながそうじゃないのだと知ったけれど、
その時は、母と娘ともどもおしとやかさからはズレてるなと思っていた。



「ホホホホホ」

母の高笑いが聞こえると武者震いする。


いや、違うだろって。

「んがんが」って笑ってなかったっけ??って。



女は女優と言うけれど、
のぶ子はすごいと思う。


なりきれる。なりきろうとする心意気がすごい。



今は距離があるからそう思えるのだろう。


子どもの頃は、母との距離が近すぎてお互い小さい重箱の隅まで見えたもの。


そんな私はどうだろう?
我が子に対しては確かに「母」でありたいと思ってはいるようだけど、
着ぐるみを着ることはないな。


そして、他人に対してもすっぽりと仮面はかぶっていないと思う。


おもしろい。

なりたい人物になれるのが女優なんだ。

私も自分の枠内で女優になろう。



のぶ子を超えることはきっとできないと思うけれど。


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お嬢様の母らしく見えたかもしれない。




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もしくは、巻き髪ロングヘアだと奥様風に見えるんじゃない。
いつもショートののぶ子さん。




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