のぶ子、食べ物をかくす

のぶ子は食べることにしあわせを感じている。

食べるのが好きだからだ。


私も食べるのが大好きだ。
食べるものがあることに感謝している。

本当にありがたいことだと思うから。



私は二人目の子どもを出産したあとから太れない体質になったようで、
いくら食べても太ることができなくなった。


私はもともと太りやすい体質だったけど、
独身時代は自分の体型と健康を気にして過ごしていたから
人生において大幅な体重増加は12㎏が最高だと思う。

学生時代ドーナツ屋さんに毎日足繁く通ったのと
パフェやパスタを爆食いしたのが原因だ。



太れなくなったのは妊娠中にいろいろあったからか、
出産後のストレスなのか原因は不明。


うらやましいとか、イヤミ!などと言われることがあるが、
そんな意図は全くない。


ただ事実を述べているだけなのだ。


さて、母のことに話を戻そう。

母は反対に、食べたら太る。しっかり身につく。

若い頃は「スマート」で男性にモテモテだったとよく言っていた。

若い頃はいていたらしい、フラミンゴピンクの巻きスカートは
ウエスト60㎝ないぐらいの中学生の私に丁度よかったから
当時はスマートだというのは本当のようだった。


そんな母は出産ごとに太りやすくなったらしく、
私が小学生ぐらいのときは細くもなく太くもなくぐらいの体型が
いつの間にか大きく膨らんでいった。

おなか周りに比べたら、足が細めのりんご型体型。

だからこそ、あしに負担がかかりやすいのだ。

骨折で入院することになったのは、骨粗しょう症が原因であるけれど、
体重を支えきれない負担からくるのも原因になっているのだ。


そんなのぶ子の入院生活は慣れたもの。

ただ、病院食はあっさりして美味しくないと、
父にお菓子やらカップケーキやらを注文していた。

物足りないのだ。

いつも自分が作る味の濃いものが食べたくて仕方ないのだろう。


お菓子やらでその欲望を満たそうとしていたらしい。


お見舞いに行くと、ベッドの上にトドのように寝っ転がり
大きな声でおしゃべりしていた。


そうそう、母はおしゃべりが大好きなのだ。

そして、人のワルグチが大好物なのだ。


大きな声で悪びれもせずに言うので、
いつも父がヒヤヒヤしていた。


病室では声を潜ませてはいたようだが、
娘の顔を見ると興奮するのかおしゃべりが弾む。

そして、気前よく「これ食べ」と身の回りに置いてあるお菓子を差し出す。

関西のおばちゃんはカバンにあめちゃんを忍ばせているというのはホントだ。

のぶ子も必ずアメをカバンに入れていた。

そして、病室のテレビ台の引き出しにはヨーグルトを入れていた。


冷蔵庫が小さすぎて入らないからとのことだったけど、
入れすぎちゃいますか!と吠えてしまいたくなるのを抑えなくてはならなかった。


確かあのときは検査前だったから食べてはいけないと言われてたんじゃなかったか。


こっそり食べようとしていたのか。
そう思わずに入られないほどの食べ物への執着。

病人とはいえ、侮れないと思った。


ベッドにご機嫌で鎮座するのぶ子の姿を見て、
長生きするなあと妙に安心した。

食べられるのはいいことだ。

本当にありがたい。


ただ、TPOをわきまえられるようになってほしいと
今更ながら思う娘なのだった。



ま、少しはダイエットしようかと思ってくれたら最高なんだけど。

ホント今更か。


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せめて体質改善して、健康でいてくれたらと願う。

年齢を重ねると食が細くなって必要な栄養素を十分に摂取できなくなるらしい。

あんなに食べる人でも、きっとそうなるんだろう。


骨のためにカルシウムをしっかりとりながら、
健康なカラダ作りを意識するようになってほしい。












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