のぶ子、自力で治せると信じてる

お盆休みとはいえ、大きな病院はあいている。 のぶ子を、転院予定先の免疫血液内科の診察に連れて行った。 前からお世話になってて、慣れた病院だ。 5月1日には「寛解です」と言われたのにもかかわらず、 また返り咲く。 なんてこった。 完治ではないけれど、再発はまだ先だろうと思ってた。 抗がん剤治療を終えてからまだ半年ほども経ってないというのに。 のぶ子本人は、痛みもかゆみもなんともなく、 全然しんどくないから平気だと言ってた。 ただ、腫瘍がドンドン大きくなっていく様子はある意味恐怖を感じるものだ。 本人はほぼベッドで過ごしてるから自分の脚は見えてない。 「なぁ~んともないわ♪」 といつもご機嫌なのだ。 診察帰りに車に乗せて、入院中の病院に戻るとき母が言った。 「なんともないから、これぐらい自分で治せるわ」と。 えええええええええーーーーーーーーー!!!????????? びっくりするわ。 すでにサマーエンジェルより大きなボコンと飛び出した腫瘍が脚に鎮座してるのを どうやって治すのだと言うのだろうか。 サマーエンジェルだったら私大好きだし、食べたら済むけど、 腫瘍は食べられないよ。 それでも、のぶ子はなんとかできると思ってる。 自分ができなくても、「お父さんがやってくれる」と思っているのだ。 父もそれは無理でしょ。 のぶ子は、世界の中心にいるので自分が思ったことはすべて叶えられると信じ…

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