のぶ子、カタカナで恐怖をあおる

久しぶりにのぶ子の昔語りをしよう。 私が子どもの頃、 のぶ子は自分の気分次第で怒り狂うことがよくあった。 どこがキレポイントか分からないが、 急に手が出て私たちはぶちのめされた。 「自分ルール」があるのはだれしもだろうが、 その基準は日々変化するので 周りはどう対応したらいいのか悩みがつきないのだ。 それは、今も昔も同じ。 カゲグチはお得意女子だったようで、 人付き合いも表面的には「いい感じ」でしていたようだ。 こないだ父から聞いたふたりの結婚あいさつの頃の話では、 自分の父親さえもこけ落とすような悪口を言ってたらしく、 父がこっそりたしなめたとか。 世界の中心はのぶ子なのだということが分かる。 さて、のぶ子の「自分ルール」の中で かつて私がオカルト的に恐怖を感じたことがある。 本人は全くそのつもりはなかったのだが…。 それは、割れたお皿をゴミの日に出すときに 赤いペンで注意喚起の言葉を書いていた。 「ワレモノキケン」 「コレニサワルトテガキレルゾ」 「コレニサワルトケガスルゾ」とか。 なぜだか必ずカタカナで書いていた。 ゴミ収集の方が触ってケガしないようにの配慮なんだろう。 そのへんは心配りができてたんだなと思う。 ただ、ビニール袋に直接赤ペンで書き殴るから すれてチがしたたってるように見えたのだ。 くせ字で、書く字がスゴく読みにくいのもあって、 まるで宇宙からの…

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のぶ子、笑いをとりまくる

のぶ子の入院生活が10日から始まった。 年末どうにかしてこけたとき右肘を骨折したから手術するためだと。 しかし、免疫内科の担当医からは手術はできないと言われたらしい。 そう母から連絡があり、家族は 「なんでやねん!」とモヤモヤしていた。 そんなとき病院から電話があって、 先生(整形の)が娘さんと話がしたいとのことで呼び出された。 どうにか都合付けられたのが先週の金曜日だったので 行ってきた。 整形外科の病棟は、 免疫内科のとはなんだか勝手が違う。 整形はケガなどで入院されてる方がいらっしゃる病棟なので 基本お元気な方がいらっしゃる。 お見舞いに来られる方も多いようだ。 そのせいか、のぶ子だけは外からの菌をもらわないようにとマスクをさせられてた。 抗がん剤治療をしていると免疫力が低下するので、 感染症に弱いらしい。 いつもマスクなんてしない人がマスクをして、 帽子をかぶってベッドに横になっていた。 それでも相変わらず元気そうに見える。 自分は定位置から動かずに人を動かすのが得意なのも変わりなく、 そして、わがままを言うのも変わりない様子だった。 先生との約束の時間は19時半以降。 早めのに行こうと、19時過ぎには病室に到着してたので、 母の様子を見たり聞いたりして、時間を過ごしていた。そのとき、 のどが渇いたというからベッドの頭のほうを少し起こしてやり、 ストローで水を飲ませる介助をし…

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のぶ子、置き土産する

のぶ子が骨折で入院してから3日目。 私はこの連休には実家に帰れないけど、 毎日父には電話をしている。 父は高齢だし、ひとり暮らしになってるからだ。 入院当日は夕方遅くにも連絡がつかず、 どうしてるんだろうかと思っていたら、 22時前頃電話が来た。 妹が長い時間居て入院の手配や先生との対応をしてくれて、 あまりにも遅くなったから 晩ご飯をふたりで食べに行ってたのだそうだ。 妹は20時頃に帰ったとのこと。 始発のバスに乗って行ってくれてたので、 かなりの長時間居たことになる。 9月のがん治療での入院のときも、 私と昼に入れ代わりに来てくれて 遅い時間まで解放されなかったと聞いていた。 ほんとご苦労様だ。 さて、その入院当日遅くかかってきた父の電話では、 やっとのんびり寝られるとホッとした様子だった。 毎晩3回ほどトイレで起こされて、 紙パンツでするのをイヤがるから ポータブルトイレか洗面器で受けるかで対応していたらしい。 前までは別の部屋でそれぞれのんびり寝ていたが、 11月末のお風呂で溺れた事件以来、 1階の和室で布団を敷いて母のベッド横で寝ているのだ。 最近ののぶ子は腕のせいで歩くのもできなくなり、 おもらしをすることが多くなったらしい。 「(お母さんいないから)今日は2階でのびのび寝るわ」 ってうれしそうに話してた。 退院から1週間でそんなことになって、 脚が思うように…

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