のぶ子、声を間違える

のぶ子のことを書き始めてから 気づけばもう4ヶ月になった。 思い出せるときに書いて、 子どもの頃の私を癒やしてきた。 過去の記憶の中にカラーの映像がだいぶ出てきた気がする。 ずいぶん忘れてしまってたこと、 忘れてしまいたかったことがたくさんあるにもかかわらず、 ある程度書き進むとなかなか思い出さないものだ。 過去以上に、「今」ののぶ子に振り回されてる現実。 そこに対面する家族の絆・・・、なんていい話で終わってしまいそうだが、 傷つきたくないから見ないふりをしてきた過去に向き合って、 少し前に進んできてるのも現実だ。 さて、今日の出だしはいつもと違う。 この後はいつものごとくのぶ子の暴れっぷりを書いていこうと思う。 飽きずに読み進んでいただけると幸いである。 ☆☆☆☆☆☆ 私が中学一年生の頃のことだ。 家から徒歩10分ぐらいの中学に通っていた私は、 月曜日の学年集会に出た後、 体育館から教室に戻った。 教室と言っても、2部屋並んだプレハブの教室だ。 その年の1年生はかなり多く、13クラスもあった。 鉄筋の校舎には入りきれないとプレハブが増設されたのだ。 私は1年13組で、体育館横の裏庭に建てられた教室に向かっていた。 友達とおしゃべりしながら目の前に見えてきた教室を認識したとき、 仁王立ちしたのぶ子の姿が見えた。 え? 頭の中に浮かんだハテナマークを払いのける勢いで、 …

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