のぶ子、人をこき使う

のぶ子が退院した。 一ヶ月とちょっとの入院だった。 毎日退屈して過ごして、 かわいそうだからと毎日父がお見舞いに行ってた。 これでやっとお父さんが肩の荷が下りたね、 そう言ってた矢先、 今度は父が体調不良で寝込んでしまったのだ。 11月はじめの連休、 母の退院に合わせて介護の相談ができるように 包括センターの担当者に来ていただく手配をしていた。 お昼過ぎまで相談に乗ってもらい、 その後お昼ご飯を食べようとしてたら 父の様子がおかしいことに気づいた。 食欲がなさそうで、ボーッとしていて、 前にも急激に高血圧になったとき(もともとそうじゃなかった)と 同じような症状かもしれないと薬を飲ませたけどよくならず。 何度も嘔吐してやっと落ち着いた。 吐瀉物は私が片付けながら、 退院したばかりの母とぐったりした父だけのときじゃなくてよかったと思った。 翌日には元気にご飯を食べられるようになって一安心。 そう思ってたら、のぶ子は父をこき使い始めた。 「お父さん、リモコン取ってよぉ」 「お父さん、みかん持ってきて」 「お父さん、お茶入れて」 などなど。 自分はソファにでんと座って動こうとせず、 父を呼びつける。 まあ人使いの荒いこと。 父も病み上がりなんだからと私が手を貸したけど、 自分で動けることは自分でやるようにと主治医に言われたこと 全然覚えてないな。 「あんた、ずっとここに居ったらぁ」 と私が…

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