のぶ子、うれしそうに縄跳びする
のぶ子は声が大きい。
なぜにあんなに大きな声が出るのだろうか
不思議であり、うらやましくもある。
私の声は細く、遠くまで通らない。
お店の中でオーダーしたいとき店員さんに声が届かないから、
結構大変だ。
はたまた存在感が薄いからというのが原因かもしれないけれど。
たまに「オーラ」を光らせたら、道行く人がよけてくれるのがいい。笑
さて、のぶ子は病院の中でもおかまいなしでおしゃべりさんだ。
病室の中でもよくしゃべりすぎて、
「うるさい!」と何度も言われたことがあるらしい。
父が肩身の狭い思いをしたと言っていた。
若い頃から声が大きな方だったと思う。
遠慮がないので、ワルグチでもあっけらかんとそこら中で言う。
清々しいほどだ。
私が小学生のときに庭で縄跳びをしたとき、
ひぃはぁ息をあげながらも
のぶ子はおしゃべりしながら跳んでた。
数を数えたり、あれやっとけこれやっとけやら言ったりしながら。
そして、だんだん声が大きくなる。
私は母と跳ぶ競争をした。
何回跳べるか、エックス跳びできるかとか。
子どもならではのお得意分野で、母を負かそうと思っていた。
普段はよく怒られるので、ここでいい所見せたいからだ。
たまにはほめてもらいたいのだ。よく頑張ったねって。
ま、ほめられなかったね。いつものことさ。
当然小学生と30代の体力勝負となると、小学生のほうが勝つ。
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