のぶ子、悲しみに満ちた顔を向けてくる
のぶ子は仲間はずれされるのがきらいだ。
それはだれにでも嫌いなことだ。
仲間はずれなんてされたらとても悲しい。
私自身大人になっても、人から嫌われたくない。
なぜなら、自分自身を否定されているような気がするから。
人と良好な関係を結べたらいいと思っている。
大抵は誰しもそうだろう。
だれかに嫌われようが、好かれようが、
我関せずというぐらいでいられるのなら、
人とどんな関係であっても気にしないのかもしれない。
それで言うと、のぶ子は気にしないタイプだ。
ワルグチも平気で言うし、
人からワルグチを言われてるかもなんてこれっぽっちも考えもしない。
自分は人から好かれているという自信があるからだ。
うらやましい限りだ。
そんな図太い神経を私も持ちたい。
のぶ子、世にはばかる、だ。
さて、そんなのぶ子はいつも変わりなく、
食べることが好きだ。
食べ物を前にすると
電気が走ったかのように突然元気になる。
家族が集まるときに手土産を持って行くと、
変わったお菓子が食べられると喜ぶ。
変わったお菓子じゃなくても、食べ物をもらえることに大喜びする。
持って行ったかいがあるのでうれしいことなのだけど、
体型を気にせず食べまくるのが、こちらとしては心配でもある。
以前、リンツのチョコレートをお正月に買っていったことがある。
アウトレットモールにス…